[最終更新 2003/09]5月末までに発表されたSACDプレーヤを掲載。
ここでは、日本で発売されたSACDプレーヤを発売年月順に並べてみます。
リンク先は、各社のプレスリリース文、製品紹介のページです。
まだコメントが少ないですが、随時追加していきます。
(1999年)
| 発売月 | メーカー | 型番 | 希望小売価格 | 使用デバイス | コメント |
| 5月 | SONY | SCD-1 | \500,000 |
・光学系固定方式メカ ・CD/SACD独立ツインピックアップ(2レーザ2レンズ系) ・CXD2751AQ(DSDデコーダ) ・CXD8762AQ(VC24) ・CXD8594Q(S-TACT) ・CXA8042AS(カレントパルスDAC LR1個ずつ計2個) ・GIC型LPF |
世界初のSACDプレーヤ。光学系固定方式でなおかつピックアップがCD,SACD独立という、最高のメカ。ツインピックアップは元々ソニーのDVDプレーヤ1号機DVP-S7000 のために開発されたもので、これとESシリーズのCDPで培われた光学系固定方式を組み合わせることで、SCD-1のメカが生まれたということになります。コストがかかりますが、レーザ・レンズ系がCD,SACD独立に最適化できるというメリットが絶大です。安価なピックアップが多い中、ピュアオーディオファンには受けが良いように思います。SCD-1のアンバランス出力は、GIC型LPFとDCサーボという貴重な組み合わせです。いつまでも色褪せることはないでしょう。バランス出力の方は、コンデンサでDCカットしています。 |
| 11月 | SONY | SCD-777ES | \350,000 |
・光学系固定方式メカ ・CD/SACD独立ツインピックアップ(2レーザ2レンズ系) ・CXD2751AQ(DSDデコーダ) ・CXD8762AQ(ACPシステム、24bit可変デジタルフィルタVC24) ・CXD8594Q(S-TACT) ・CXA8042AS(カレントパルスDAC LR1個ずつ計2個) ・GIC型LPF |
SCD-1との違いは、バランス出力がない、Rコアトランスが樹脂封入ではない、インシュレータが違う、くらいであとは全く同一です。 |
| 11月 | PIONEER | DV-AX10 | \500,000 | ・SM5847AF(NPC社製192kHz24itデジタルフィルタ) ・PCM1704(バーブラウン製DAC) |
パイオニアの商品説明によると、「DVDオーディオ/DVDビデオ/スーパーオーディオCD/CD/ビデオCDなど豊富なソースの全てを楽しむことができるコンパチビリティーを世界で初めて実現。」ということです。 |
| 12月 | SHARP | DX-SX1-S | \250,000 |
・DSD1700(バーブラウンDSD用モノラルDAC。2デバイス搭載。) ・PCM1716(バーブラウン96kHz,24bitステレオDAC エンハンスド・マルチレベル・デルタシグマ方式) |
シャープのセパレートSACDプレーヤ。1ビットデジタル出力専用端子で、SM-SX1-Sと接続できます。このペアになる高速1ビットデジタルアンプSM-SX1の方がむしろ話題になりました。アナログ部はSACD用とCD用でDACを分けています。 |
(2000年)
| 発売月 | メーカー | 型番 | 希望小売価格 | 使用デバイス | コメント |
| 6月 | SONY | SCD-XB9 | \80,000 | ・1レーザ1レンズ系CD/SACD兼用ピックアップ ・CXD2751AQ(DSDデコーダ) ・VC24plus(CXD9556Q) ・CXA8042AS(カレントパルスDAC LR1個ずつ計2個) |
普及価格帯プレーヤ。戦略的なモデルなのか、ちょうどDVD-Audioプレーヤの発売と重なっていました。レーザはSACDに最適化された650nmしか搭載していないので、CD-Rの読み取りはほとんど出来ないはずです。要のDSDデコーダは上位機と同じデバイスを使用。VC24とS-TACTパルスジェネレータを一体化したVC24plusを搭載しています。ACPシステムはVC24plusに含まれていますが、一体化したためS-TACTではなくなっています(デジタル演算部とパルス生成部を別デバイスにして分離したものがS-TACTなので、それを一体化してしまってはもはやS-TACTではなくなってしまいます)。その代わり、機能ブロック間を内部接続できる利点を生かし、伝送速度を2倍の128fsにしています。 VC24plusもCD再生時に5種類のデジタルフィルターを選択できます。 |
| 7月 | Accuphase | DP-100/ DC-101 |
\700,000 | ・光学系固定方式メカ ・CD/SACD独立ツインピックアップ(2レーザ2レンズ系) ・CXD2751Q(ソニー製DSDデコーダ) ・AD1853(DAC。片ch当たり3個のデバイス(DACとしては6個)用いたMDS変換方式) |
スーパーオーディオCDトランスポートとDAコンバータ。メカはソニーのSCD-1,SCD-777ESに搭載されている光学系固定方式メカを採用。ツインピックアップは、CD用の780nmとSACD用の650nmのレーザを搭載し、それぞれに最適化した光学系設計がなされています。トランスポート側にDSDデコーダを搭載し、1bit/2.8MHzのDSD信号にしてからHSリンクでDC-101に伝送しています。HSリンクのケーブルは100BASE-TX用ストレートケーブルです。 DC-101のDACはアナログデバイセズ製AD1853。デジタルフィルタ内蔵のΔΣ型マルチbitDACです。128fs動作2次ノイズシェイピング6bitDACのAD1853を片ch当たり3個使用したMDS方式と名づけられたDA変換を行っています。1デバイスに2ch分のDACが入っているので、片ch当たり6DACの合成出力となります。1bit/2.8MHzのDSD信号は、TIのDSP TMS57070によるデジタルLPFを通ると同時に24bit/176.4kHzに変換され、AD1853に入れられます。DA換後の構成は、I/V変換としてNJM5532、3次アナログLPFとしてNJM2114を使用。バランス信号の逆相は、LPFを通った後のアンバランス信号からNJM2114で作り出しています。 |
| 9月 | marantz | SA-1 | \550,000 | ・2レーザ1レンズ系方式ピックアップ ・CXD2751Q(ソニー製DSDデコーダ) ・DF7(TDA1307:CD用デジタルフィルタ) ・DAC7(TDA1547:片ch当たり2個、計デバイス4個) ・HDAM |
マランツSACD1号機。ドライブメカはシャープのDX-SX1と同じものが使われています。DACはあのDAC7。DAC7ファンには垂涎のモデルだと思います。 CD信号は、DF7を通って1bit/8.4672MHz(192fs)に、SACDからのデータはDSDデコーダから1bit/2.8MHzの信号として出力され、それを3倍にアップサンプリングし、1bit/8.4672MHzの信号にしています。DACへは、データセレクタによってそのどちらかの信号が選択されて送られます。 DAC7の前段にはシフトレジスタがあり、1bit信号を1クロックずつずらして、3個のDACに振り分けているようです。実質、3タップの移動平均ローパスフィルタを構成していることになります。マルチビットDACを単純に並列に繋いでSNを稼ぐMDS方式と違い、1bitDACを複数個使用する場合には、このような移動平均の構成にすることで、高周波ノイズの低減をはかれます。DACを並列にするとしても、マルチbitDACと1bitDACで、どの帯域のノイズを低減させることを狙っているのかに違いがあることをわかりやすく示している好例だと思います。 ところで、片ch当たり2個のDAC7を使っているということは、片ch当たり4個のDACが使えるのですが、3個のDACで移動平均しているということは、1ch分のDACは使っていないのでしょうか? |
| 10月 | SONY | DVP-S9000ES | \200,000 |
・FXメカニズム(ベースユニット固定方式メカ) ・オーディオ部専用独立基板 ・CXD2751Q(DSDデコーダLSI) ・VC24 Plus ・カレントパルスD/Aコンバータ ・2種類のオーディオマスタークロック(CD/SACD再生用の45MHzとDVD再生用の49MHz) ・デジタルアウト・ジッターフリー回路(コアキシャル・光出力端子の直前の信号をジッターの少ないマスタークロックで再同期をかける) ・ワイドレンジ仕様の13.2Mbps光出力モジュール ・ツインRコアトランス(ビデオ・システムコントロール・サーボ系とオーディオ系) ・パルス電源ではなく、Rコアトランスと整流回路によるシリーズ電源 ・銅メッキFBシャーシ ・BMCメカデッキ ・無反発ゴム付き偏心シンシュレータ ・ACインレット |
ソニー初のSACD/DVDコンパチブルプレーヤ。他のDVDプレーヤとは一線を画すアナログオーディオ部が特徴。アナログオーディオ部の回路構成が美しいDVDプレーヤは貴重です。 VC24 Plusにはパルス信号に起因するスイッチングひずみを除去するACP(Accurate Complement Pulse density modulation)システムと、パルスジェネレータが搭載され、VC24 Plusからの電圧パルスは、カレントパルスD/Aコンバータによってよりきれいな電流パルスとなります。 DVP-S9000ESのメカの特長として、ベースユニット固定方式のFXメカニズムがあります。通常の多くのメカでは、ディスクが挿入されるとスピンドルモータと一体化されたメカが下からせり上がり、上部のチャッキングプーリとの間にディスクを挟み込みます。FXメカニズムでは、ピックアップ・スピンドルモータが載ったベースユニットは固定されていて、ローディング時はトレイが完全に内部に引き込まれ、トレイの方が下がることでディスクをスピンドルモータの上に乗せています。ベースユニットが可動式でない分、偏心ディスク再生時に生じる微振動を効果的に抑えることができ、耐振性に優れています。 難点はCD-Rが再生できない点でしょうか。 |
| 10月 | SONY | SCD-555ES | \180,000 | ・2レーザ1レンズ系ピックアップ ・トレイ式メカ ・CXD2751Q(DSDデコーダ) ・CXD8762AQ(VC24) ・CXD9521Q(S-TACT128) ・CXA8042AS(カレントパルスDACをLR独立に2個) |
「ESシリーズの中核をなすスーパーオーディオCDプレーヤー」ということですが、CDの5シリーズは10万円クラスでした。上位機と同じDSDデコーダに、ACPシステム・S-TACT・カレントバルスDAC・GIC型アナログLPFと、SCD-1から続く基本回路構成を押さえています。使用デバイスから見て、SCD-555ESで最も特筆すべき点は、S-TACTデバイスです。SCD-1やCDP-XA55ESで使われているS-TACTの改良版S-TACT128が使われています。VC24plusで演算速度を128fsと従来の2倍を実現したので、その技術をフィードバックさせたものと思われます。アナログLPFはGIC型で構成されています。 |
| 11月 | Luxman | DU-10 | \880,000 | ・FEフルエンシーDAC(新潟精密製) | デジタルユニバーサルプレーヤ |
| 12月 | marantz | SA-14 | \250,000 | ・電流帰還HDAM ・スーパーリング・トロイダルトランス |
マランツSACD 2号機。 |
(2001年)
| 発売月 | メーカー | 型番 | 希望小売価格 | 使用デバイス | コメント |
| 7月 | marantz | SA-12S1 | \380,000 |
・2レーザ1レンズ系ピックアップ ・CS4397×3(シーラス・ロジック社製DAC。1chip当たり2DACで計6ch出力) ・HDAM(HDAMモジュールは各ch当たり2個で、計12個使用) ・フィリップス製エンジンASD1.1 ・SACDデコーダIC「フローラ」 ・アナログ系用電源にトロイダルトランス、デジタル・ビデオ系用電源にスイッチングレギュレータを搭載 |
発表資料はこちら。
注目の日本初マルチチャンネルSACDプレーヤ。DVD/SACDコンパチブルプレーヤでもあり、さらにCD-RWの再生にも対応しています。 マランツのSACDプレーヤは四隅にアルミブロックが配置され、筐体に高級感があると思います。「高性能なフィリップス製エンジンASD1.1とSACDデコーダーIC「フローラ」を初搭載」ということで、電子系にもかなり興味があります。ダイナミックレンジ114dB,高調波ひずみ率は0.0008%と、スペック的にはSA-1を超えています。ちなみに海外では、フィリップスブランドのSACDマルチチャンネルプレーヤSACD-1000が既に発売されているので、SA-12S1は日本初のSACDマルチチャネルプレーヤとなっています。 |
| 7月 | Accuphase | DP-85 | \880,000 |
・2レーザ1レンズ系ピックアップ ・CXD2751Q(DSDデコーダ) ・TMS57070(TI製DSP。SACD再生時、1bit,2.8224MHzから24bit,176.4kHzへのデメーションフィルタとして使用) ・CS8427(DAIレシーバ) ・ISO150(微小C結合絶縁カプラー) ・AD1853(アナログデバイセズ製DAC。デジタルフィルタ内蔵6bitDAC。) ・MDSプラス方式(片ch当たり3個、計6DAC出力を合成。MDSプラス方式は、MDS方式にDAC出力のバイアス電流を相殺する電流源を追加したもの。) ・NJM4580(I/V変換。差動合成+アナログLPF) ・NJM2114(バランス出力回路) |
一体型SACDプレーヤ。セパレートの次は低価格版かと思いましたが、高級路線ですね。メカはソニーのSCD-555ESと同等ですし、どこにお金がかかっているのかに興味あります。拡張性の高いプロセッサー部とアナログデバイセズのDACでしょうか。 アンバランス出力は、NJM4580によるI/V変換の後、やはりNJM4580による差動合成とLPFを通って、コンデンサでDCカットされて出力されます。 バランス出力は、LPFを通った後のアンバランス信号をNJM2114でバランス信号化し、コンデンサでDCカットされて出力されます。 |
| 8月 | SONY | DAV-S500 | 発売当初からオープン価格 | 調査中 |
店頭予想価格は75,000円前後の見込み。当初月産はDAV-S800と合わせて計15,000台で、SACDとしてはかなりの台数です。SACDのマルチチャンネル再生にも対応し、アンプは高速1bitデジタルアンプのS-MASTERを採用するなど、意欲的な仕様ですね。 (2002/09参考実売価格47,000円) |
| 9月 | SONY | SCD-XA777ES | 発売当初からオープン価格 |
・2レーザ1レンズ系ピックアップ ・トレイ式メカ ・SA DACを各ch当たり1個使用。計6デバイス搭載 ・SA DACの実体は、TI(BBブランド)のPCM1738相当。DSD入力とPCMデータ入力の両方に対応したDACで、差動(IL+,IL-,IR+,IR-)のステレオ出力。 ・ツインRコアトランス ・FBシャーシ ・OPA2132(アナログ段OPアンプ) ・コンデンサによるDCカット。 |
店頭予想価格250,000円前後。当初月産予定は、SCD-XA333ESと合わせて1,000台。SACDのマルチチャンネル再生に対応。 複数の1bit電流源で構成されるマルチレベルDACであり、1個でLR2ch分の出力を取れるSA DACをSCD-XA777ESは6個搭載。6ch再生時は1ch当たりSA DACを1個使い、2ch再生時には、LRに3個ずつ割り当て(6ch分のSA DAC出力を1chに割り当てることになる)、特性を上げています。同じ容積なら、一見、2chよりもマルチチャンネルの方が回路規模が大きくなるだけ音質的に不利と思えますが、このように2ch再生時に6ch分のDACを全て使えば良いのですね。アキュフェーズのMDSと同じ原理です。確かにマルチbit,マルチレベルDAC出力の加算は、信号2倍でノイズ√2倍という、最も原始的であるものの、それだけに確実なノイズ低減方法ではあります。 (2002/09参考実売価格230,000円) |
| 9月 | SONY | SCD-XA333ES | 発売当初からオープン価格 |
・2レーザ1レンズ系ピックアップ ・トレイ式メカ ・SA DACを2ch当たり1個使用。計3デバイス搭載 ・SA DACの実体は、TI(BBブランド)のPCM1738相当。 ・ツインRコアトランス ・BPシャーシ ・OPA2132(アナログ段OPアンプ) ・コンデンサによるDCカット。 |
店頭予想価格110,000円前後。当初月産予定は、SCD-XA777ESと合わせて1,000台。SACDのマルチチャンネル再生に対応。 SCD-XA777ESと異なるのは、2ch再生時でもDAC出力の合成はせず、マルチチャンネル再生時と同じ1ch分のDAC出力のままであるという点です。しかも、SCD-XA777ESはマルチチャンネル再生時でも、1ch当たりステレオ出力のDACを割り当てて2ch分のDAC出力を1chに合成していますが、SCD-XA333ESはステレオ出力のDACから2ch分の出力を得るという、オーソドックスな使い方をしています。 (2002/09参考実売価格110,000円) |
| 9月 | SONY | DAV-S800 | 発売当初からオープン価格 | 調査中 | DAV-S800は9月発売で店頭予想価格は105,000円前後。DAV-S500とは、スピーカ構成が異なります。 (2002/09参考実売価格70,000円) |
| 10月 | SONY | SCD-XB7 | 発売当初からオープン価格 | 調査中 | SCD-XE6と合わせて当初月産2000台。店頭予想価格は55,000円前後。 (2002/09参考実売価格50,000円) |
| 10月 | SONY | SCD-XE6 | 発売当初からオープン価格 | 調査中 | SCD-XB7と合わせて当初月産2000台。店頭予想価格は45,000円前後。 (2002/09参考実売価格38,000円) |
| 10月 | SONY | DVP-NS900V | 発売当初からオープン価格 | 調査中 | マルチチャンネルスーパーオーディオCD対応で、480pプログレッシブ再生可能なDVDプレーヤ。DSD入力対応の192kHz/24bit DACを搭載。店頭予想価格は9万円前後の見込み。ビデオモードで記録したDVD-RWメディア、およびビデオレコーディング規格で記録したDVD-RWメディアの再生に対応。当初月産2000台。 (2002/09参考実売価格50,000円) |
| 11月 | SONY | AVD-S1 | 発売当初からオープン価格 | 調査中 |
SACDのマルチチャンネル再生にも対応したチューナ/アンプ内蔵のDVDシステム。ドルビーデジタルとDTSのデコーダも内蔵。当初月産3000台。店頭予想価格は73,000円前後の見込み。スピーカとアンプ内蔵プレーヤがセットになっているDAVシリーズから、スピーカを除いたプレーヤ部だけを単体発売したようなモデルです。 (2002/09参考実売価格45,000〜50,000円) |
| 11月 | PIONEER | DV-S747A | \99,800 | 調査中 | スーパーオーディオCDマルチチャンネル再生対応。DVDオーディオにも対応。12bit/108MHz映像DAC搭載で、オーディオ系には192kHz/24bit対応D/Aコンバーターを搭載。DTS-CDや、MP3フォーマットで記録されたCD−R/RWディスクも再生可能というのは驚きです。 |
(2002年)
| 発売月 | メーカー | 型番 | 希望小売価格 | 使用デバイス | コメント |
| 2月 | marantz | SA8260 | \99,800 |
・CS4397×3(シーラス・ロジック社製DAC。1chip当たり2DACで計6ch出力) ・電流帰還HDAMを6チャンネル分搭載 ・高速電流バッファーアンプを搭載したディスクリート構成のヘッドホン出力 ・大型EI型トランスとオリジナルオーディオ用電解コンデンサー採用の電源部 ・LPF切り替えスイッチ搭載 |
発表資料はこちら。SA-12S1に続く、マランツのマルチチャンネルプレーヤ2号機。電流帰還HDAMをSACDマルチ・チャンネル・プレーヤとして初めて、オーディオ出力の全チャンネルに使用。今までもHDAMは使われていましたが、電流帰還型のHDAMという点が新しいようです。 特筆すべきは、ヘッドホン出力です。ヘッドホン出力はオマケ的な扱いをされることが多く、高級ヘッドホンをドライブするにふさわしいヘッドホン出力を備えたプレーヤーは非常に少ない、というのが現状です。その中にあって、ヘッドホン出力の音質に配慮し、それを製品の特徴として謳ったマランツの姿勢には拍手を贈りたいと思います。色はゴールドとブラックがありますが、ブラック・カラーは100台限定生産。 |
| 5月 | marantz | DV8300 | \138,000 |
・CS4392(シーラス・ロジック社製DAC) ・マルチチャンネル出力全チャンネルにHDAM採用 ・ゼロインピーダンス銅プレート ・オーディオ回路用専用トランス |
マランツのSACDマルチチャンネル対応DVDプレーヤ。オーディオ部でSA8260と異なる点は、電流帰還HDAMでないことと、DACがCS4392であることです。どちらかというと、DVDプレーヤとしての機能をメインとしたスペックに思えます。 |
| 10月 | Pioneer | DV-S757A | オープン |
・マルチチャンネル再生対応 ・192kHz/24bit対応DAC。フロントの2チャンネルには、バーブラウン社製DAC PCM1738EGを採用 ・レガート・リンク・コンバージョンPRO |
DVDビデオ・オーディオ/SACDプレーヤ。 |
| 10月 | SONY | DAV-S880 DAV-S550 |
発売当初からオープン価格 |
・S-masterフルデジタルアンプ |
DAV-S800,DAV-S500の後継となる5.1ch DVD/SACDシステム。当初月産合計10,000台。AVデコーダ部はMPEG-2 AACとドルビープロロジックIIに対応。映像出力はD2端子装備でプログレッシブ出力に対応。 すでにある程度のシステムを導入している方は、このようなスピーカ付きシステムには興味を持たないと思いますが、初めてDVD再生機を購入する方にはオールインワンで大変便利なシステムです。意外と販売台数が多く、SACD再生環境の普及に最も貢献しているのは、実はこのようなシステムなのです。 |
| 10月 | TEAC(ESOTERIC) | DV-50 | \500,000 |
・アップコンバート機能付き高精度24bit D/Aコンバートシステム ・RDOTモードとFIRモード、さらにRDOT+FIRモードのアップコンバート機能 ・XLR出力端子を装備 |
エソテリックブランドのSACDマルチチャンネル再生に対応したCD DVDビデオ・オーディオユニバーサルプレーヤ。 |
| 11月 | marantz | SA-14ver.2 | \270,000 |
・2ch再生専用 ・デファレンシャル構成HDAM ・電流帰還型送り出しアンプ ・DACはシーラスロジック社製CS4397を2個使用 |
名前の通り、SA-14の後継機種。今後の新製品はすべてマルチチャンネル機になると思いきや、2ch専用機として出してきたことには驚きです。2ch再生が好きだという人や、部屋の事情で多数のスピーカーを置けない人、STAX等の高音質ヘッドホンで聴いている人にとっては、まだまだ2ch再生は現役です。SA8260でヘッドホン出力の音質に力を入れたことを特徴に挙げるなど、マランツの企画担当は趣味のオーディオがどういうものかよくわかっていると思います。 販売台数が少ない製品で、毎回金型を変えていくのはリスクが大きいですし、デザインを使い捨てにしないためにも"version up"という形での新製品はあっても良いと思います。買う側としても、デザインが良いから買おうと思っていたのに、いつの間にか生産完了になっていた、ということが往々にしてあります。 |
| 11月 | marantz | SA-17S1 | \180,000 |
・マルチチャンネル再生対応 ・スーパーリングトロイダルトランス ・全段オールディスクリート回路のヘッドホンアンプ ・全6チャンネル電流帰還型HDAM搭載 ・DACは、全チャンネルにシーラスロジック社製CS4397を採用 |
マランツのマルチチャンネル再生機の新製品。日本初のSACDマルチチャンネルプレーヤSA-12S1とSA8260の中間に位置するモデルが出たことにより、選択の幅が広がりました。 センターチャンネルの信号を左右に振り分けることにより、センタースピーカーが無くても、センターの音が明瞭に聞こえるファントムセンター機能搭載。 |
| 11月 | SONY | DVP-NS915V | オープン |
・マルチチャンネル再生対応 ・DSD対応192kHz/24ビットオーディオDAC |
SACDマルチチャンネル再生に対応したDVDビデオ/CD/SACDプレーヤ。 |
| 11月 | Pioneer | HTZ-1000DV・HTZ-1500DV | オープン |
・マルチチャンネル再生対応 ・192kHz/24bit対応DAC |
DVD搭載ホームシアターシステムとして業界初となるDVDオーディオ/SACD/SACDマルチチャンネル再生に対応。 |
| 11月 | Pioneer | DV-S858Ai | オープン |
・世界初のIEEE1394 A&M伝送プロトコル対応のi.LINK端子装備 ・マルチチャンネル再生対応 ・192kHz/24bit対応DAC。フロントの2チャンネルには、バーブラウン社製DAC(PCM1738EG)を採用 ・レガート・リンク・コンバージョンPRO |
i.LINK端子を装備したDVDビデオ/SACDプレーヤ。DVDオーディオにも対応。 |
| 12月 | YAMAHA | DVD-S2300 | \120,000 |
・マルチチャンネル再生対応 ・DVD系とSACD系を電源部から出力段に至るまで完全独立回路で構成した“2in1”コンセプト ・SACD部の全チャンネルにアナログデバイセズ社AD1955を採用 ・DVD/CDのオーディオ部には、192kHz/24bitDAC(フロント2ch) ・オーディオ回路のすべてのオペアンプはバーブラウンのオーディオ用高音質OPアンプ ・大口径スタビライザー |
ヤマハからSACD対応のプレーヤが発表されました。しかも、12万円という価格ながら、凝った作りになっています。スタビライザーといえばTEACのVRDSが有名ですが、TEACはSACD/DVDプレーヤにVRDSメカを搭載していません。先にヤマハが搭載してしまいました。使用デバイスを積極的に公表してウリにするなど、プレーヤの性能はデバイスで決まるという本HPの思想とも沿っていて好感が持てます。 |
| 12月 | DENON | DCD-SA10-N | \350,000 |
・マルチチャンネル再生対応 ・AL24 Processing plus ・CD再生用マルチビット方式24bit D/Aコンバーター ・アドバンスド・カレント・セグメントDAC |
SACDマルチチャンネル再生に対応したCD/SACDプレーヤ。 |
| 12月 | Luxman | DU-7 | \400,000 |
・マルチチャンネル再生対応 ・シーラスロジック社製CS4392とフルエンシー補完関数を使用したFN1242Aをデュアル搭載 ・フロント2ch用にRCA×2系統とXLR×1系統を搭載 |
SACDマルチチャンネル再生に対応したCD DVDビデオ/DVDオーディオユニバーサルプレーヤ |
| 12月 | accuphase | DP-77 | \600,000 |
・2レーザ1レンズ系ピックアップ ・アナログ出力は2ch再生に対応 ・2.8224MHz/1bit,192kHz/24bit対応のプロセッサー部 ・独自のデジタル伝送インターフェイス「HS-Link」増設可能 ・ウルトラ・ジッターフリーPLL回路 ・MDS plus 方式D/Aコンバータ |
DP-85の下位モデル。増設スロットの数や並列DAC数を減らし、HS-Linkの出力端子をオプションにすることでDP-85よりも低価格にしています。空きスロットにHS-Link出力ボード「DO2-HS1」(標準価格8万円)を増設することで、SACD/CDトランスポートとして使用することができます。DAC部は、1ch当たり4個のΔΣDACを並列に使用しています。SACDプレーヤの新製品がほぼすべてマルチチャンネル対応の中、2chのアナログ出力に注力した新製品として珍しい存在です。 |
(2003年)
| 発売月 | メーカー | 型番 | 希望小売価格 | 使用デバイス | コメント |
| 1月 | SONY | DVP-NS999ES | \140,000 |
・プレシジョンドライブ2採用アドバンスドFXメカニズム ・マルチチャンネルSACD再生対応 ・AVアライメント機能 ・SACD用のスピーカー設定機能 ・DSD入力対応192kHz24bitDAC ・独立オーディオ基板 ・Rコアトランス ・ACインレット ・FBシャーシ・BMC素材メカデッキ ・偏心インシュレータ |
DVP-S9000ES以来の二代目のESシリーズDVDプレーヤです。S9000ES同様、ベースユニットが固定され耐振性に優れたFXメカニズムメカを搭載しています。しかもプレシジョンドライブ2となり、チルト制御はピックアップレンズそのものを傾けるダイナミックチルトコンペンセーションで、高精度なディスクの読み取り性能を実現しています。CD-R/RWの再生にも対応しました。 映像系のDACが大幅に向上し、映像と音声の時間的ずれを補正するAVアライメント機能、ドルビーデジタル・dts対応5.1chデコーダ内蔵など、DVDプレーヤとしての機能の充実が目立っています。 SACDプレーヤとしては、ESシリーズDVDプレーヤで初のマルチチャンネル再生対応という点と、スピーカ設定機能搭載が特筆すべき点です。 型番的にはこれがソニーのマルチチャンネルSACD再生対応DVDプレーヤの最上位モデルということになるので、購入予定の方にとっては、これを超える上位モデルは当分出ないという安心感?があるかもしれません。 |
| 3月 | オンキヨー | DV-SP205(S) | \75,000 | ・ | オンキヨーのミニコンポシリーズ「INTEC 205」のラインナップとしてのユニバーサルプレーヤー。外形寸法が205×334×91mm(幅×奥行き×高さ)、重量2.5kgで、ユニバーサルプレーヤーとして世界最小。(2003年2月、オンキヨー調べ) SACDマルチ対応。 |
| 4月 | marantz | DV8400 | \150,000 |
・銅メッキシャーシ ・マルチチャンネル出力全チャンネルにHDAM(R)採用 ・オーディオ回路専用トランス搭載 ・シーラス・ロジック社製DAC(CS4392)を全チャンネルに採用 ・オーディオ電源回路にOFC極太電線採用 |
このプレーヤはなんといってもHDCP対応DVI-D出力装備という点が最も大きなフィーチャーでしょう。発売時点では規格承認がまだなのでアップグレードで対応するとのことですが、リアプロジェクター等の長距離アナログ伝送を置き換えれば大幅が画質アップが見込めそうです。SACDマルチでのスピーカー設定可能。 |
| 4月 | オンキヨー | DPS-1 | \120,000 | ・192kHz/24bit D/Aコンバーター ・ベクター・リニア技術を核にしたアナログ波形生成回路"VLSC(ベクター・リニア・シェーピング回路)"をDACチップの後段に設置 | Integraシリーズのユニバーサルプレーヤ。SACDマルチ対応。 |
| 4月 | DENON | DVD-2900-N | \135,000 |
・高性能ハイブリッド構造「S.V.H.ローダー」 ・上級機種DCD‐SA10‐Nの開発技術を投入した高精度D/A コンバーターを全チャンネルに搭載。 ・ビデオ回路からの干渉を抑えるピュアダイレクトモード ・マルチチャンネル再生時のスピーカーセットアップが可能 |
デノン初のDVDビデオ/オーディオ、SACDに対応したユニバーサルプレーヤ。 |
| 5月 | TEAC (ESOTERIC) |
DV-30 | \300,000 |
・HDCP付きDVI-D出力 |
CD,DVDから読み出されたオーディオデータはアップコンバートをしてDACに入力。 SACD再生時はDSDモードでの再生となります。このモードでは、SACD再生時は高精度マスタークロックによるリクロック処理が施された後、アナログFIRフィルターに入力されてアナログ信号に変換されます。 |
| 6月 | オンキヨー | DV-SP155(S) | \58,000 |
・VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)回路 |
横幅155oの単品ユニットで構成されるINTEC155シリーズのユニバーサルプレーヤ。 |
(注)価格は発売当初のもので、後にオープン価格になったものもあります。
参考実売価格は製品のグレードを知る便宜のためであり、最安値でも購入推奨価格でもありません。
このページは、作者カモマイルが実機・カタログ・取り扱い説明書・雑誌の記事などを総合してまとめたオリジナルページです。